コンジローマ
外陰部のいぼ(尖形コンジローマ)はほとんど自覚症状がなく放っておくと増えてしまいます。主に性パートナーからうつりますが、ヒトパピローマウイルスが原因とされます。イボは鶏のとさか状で集簇してみられます。
■治療法
検査はおりもの(帯下)を採取して行います。おりものの中にクラミジアがみられない場合でも、子宮を通じて骨盤内に感染が広がることがあり、まれに重症化することがあります。その場合は血液検査でクラミジアの抗体を検査します。
クラミジア
性感染症の代表とも言えます。女性の方が感染率が高く、おまけに感染後の後遺症に不妊症があげられるため、決してみのがせない病気です。
帯下の異常や下腹部の痛みが症状ですが、まれに無症状の方もいますので、性パートナーに症状(・・・男性は排尿痛・や排尿時違和感などで泌尿器科で検査してもらえます。)がある場合にも早めに産婦人科受診されることをおすすめします。
■検査法
治療は、大きいものは手術で切除することもありますが、基本的にはぬり薬か液体窒素療法で治療できます。
当クリニックでは液体窒素療法をすすめています。1~2週間ごとにくりかえしおこないますが治療期間は個人差があります。
(もちろん保険診療です。)
■治療法
治療は抗生物質を服用します。一度治っても相手が未治療だと再感染しますので性パートナーと同時治療をすすめています。
淋病
クラミジアと症状は似ており、帯下の異常や下腹部痛です。比較的男性の方に多く見られますがピンポン感染(セックスによってうつし合う)をおこすためお互いに治療し合うことが大切です。
■治療法
クラミジアと同じく抗生物質によって治療できます。